国民投票でEU離脱派が僅差で勝利し、EU離脱確実となったイギリス。世界中に衝撃が走り、経済的にも波紋が広がっています。
そんな中、EURO2016で盛り上がっているサッカーも無関係ではいられないようです。スコットランドの独立運動が話題に上がることがありましたが、それとは比較にならない大騒動となっています。
そう。サッカー界の王・FCバルセロナが巻き込まれそうなのです。
イギリスのEU離脱で加速するFCバルセロナのリーガ脱退
EUに対する不満
イギリスのEU離脱で各国の独立運動が再燃しています。EUに対する不満は主に二つです。
- EUでの民主主義の欠如
- 共通通貨ユーロの導入による不満
民主主義の欠如は、国の方針とEUの方針ではEUの方針が優先されてしまうため、自主性への不満がつのってきたということです。EUでの政策が上手くいっている間は良いですが、いざコケたときに「やっぱり自分の国で決めたことに従うべきだった」となるのは当然でしょう。
ユーロに対する不満は、欧州経済危機で共通通貨があるがゆえに、各国独自の対策が行なえず連鎖的に不況が訪れたことが発端です。ギリシャのデフォルトで話題になったあれですね。
経済が低迷して、自分の国の民主主義も怪しくなるとなればEUに加入するメリットなどないのでは?と思うのも当然かもしれません。
独立運動再燃の兆し
そんな中、独立問題で大きな火種を抱えているのが、スペインのカタルーニャ地方です。
そもそもバスク、カタルーニャ、カスティーリャといった多くの民族で構成されているスペインですが、特に独立の気運が高いのはカタルーニャです。
元々カタルーニャはスペイン戦争で敗北し、統治されたという屈辱的な背景を持っています。言語からしてスペイン語ではなくカタルーニャ語が使われているので、同じ国にいながら「我々はスペインとは違うんだ」という意識がありありと伝わってきます。
そして、カタルーニャといえばサッカー最強のFCバルセロナですが、カタルーニャが独立すれば、リーガエスパニョーラに属するFCバルセロナも影響を受けることは間違いありません。
FCバルセロナがリーガ脱退か?カタルーニャ州議会選挙が開始!カタルーニャ独立なるか
既に州議会選挙では過半数がスペインからの独立に賛成。カタルーニャの独立も時間の問題ではないかと思わます。
もしバルセロナがリーガから抜けるということになれば、クラシコもこの数年で見納めになるかもしれません。
そしてスペインとは別に、独立運動で話題になっているのがスコットランドです。
2014年にイギリスからの独立を是非を判断するために住民投票を行なったスコットランドですが、すでに再度住民投票を実施する用意をしているようです。
2014年では独立反対が半数を占め、結果独立は見送られました。今回はイギリスがEUから離脱した要素もあり、前回と同じ結果になるかは疑問です。
サッカー面からみると、スコットランドはプレミアリーグとは別のリーグとなっているため影響はなさそうですが、こちらにも注目が集まります。
おわりに
スペインを離脱して独自を作るのか、それともモナコのように他国のリーグに属するのか。サッカー界の中心にいるFCバルセロナに注目があつまります。どの結末になったとしても、サッカー界に激震が走ることは間違いなさそうです。
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